令和3年度日本語教育支援事業費補助金の活用事例
2022年02月17日
TRY(株)
今年度実施しました上記補助金の活用事例をお知らせします。
今年度は、日出町のTRY株式会社(高橋 晴美社長)にインドネシアからの外国人技能実習生の方々への日本語教育として活用いただきました。
【高橋社長様からのコメント】
(1)活用した理由
これまで弊社では、外国人技能実習生への日本語教育は重要だとの認識のもと、社員が時間を捻出し教育を担ってきました。
私ども日本人にとってインドネシア語は難解であり、その面で実習生たちへの日本語教育における会社への負担はとても大きいと感じていました。一方で、弊社を選んでくれたことで「日本語が身についた」と言ってもらえることが、今後もインドネシアから大分に来てくれるメリットのひとつとなるとも考えています。そういった意味でも彼女たちに向け、できる限り日本語教育を実施したいと考えています。
そのような中、先日、大分県自動車関連企業会より紹介いただいた「大分外国語サポート協同組合」のデモレッスンを受け、講師の方が弊社の希望どおり『インドネシア語が堪能』であり、また授業の進め方や対応能力に優れていることがわかり、今まで悩んでいたことが解決するのではないかと期待するとともに、実習生たちの嬉しそうな表情を見て、是非今回の補助事業により日本語教育を進めて行きたいと考えました。
(2)補助事業実施後の感想
今回、大分外国語サポート協同組合は大変よくしてくれ、能力の高い人材をご紹介いただくことができました。講師の先生は当社の実習生の年齢に近く、皆親近感を感じることができているようで、笑顔が絶えず、楽しんで授業を受けていました。
授業時間は毎回1時間しかありませんでしたが、先生の教え方は非常に上手で、時間を最大限に活用できるように、宿題を出し、その範囲でできなかった部分を中心に授業を進めてくださっていました。復習にも力を入れ、「忘れてないかな?」と確かめながら、3歩進んで2歩戻りながらの授業でした。
先生がインドネシア語の堪能な日本人であることが、非常に効果を発揮し、日本語のテキストでわからない単語が出てくると「インドネシア語ではね、これは○○だよ」と翻訳してくれていました。これが、社員ではできない、最も時間と労力を要する部分でした。
先生は昨年10月からインドネシアに赴任されましたが、もともとオンライン授業としていたことから、何の問題もなく予定の回数を終了することができました。
弊社では、補助事業が終了した後も、この日本語授業は継続の予定としています。導入部分の支援をいただけたこと、大変よい先生に出会えたことにつきまして、この補助金に大変感謝しています。
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